昭和の鉛筆削り
小学校入学時に買うものの一つが
鉛筆削り。
毎日絵を描いていたので
もしかしたらそれより前に
買ってもらっていたかも。
当然手動式でまさにこんな感じの。
toy Garageより
削りカスを貯める引き出しが小さくて
気付くと上の方まで溜まって
引出しが開かなくなっちゃう。
平成生まれの子供たちには
平成版の手動式を買いました。
素材はプラスティックに変化しましたが
構造的には大して変わっていません。
電動じゃなくても大変ではない。
学校で鉛筆を削る時
今どきは教室に鉛筆削りが
備え付けられていたりしますが
当時は芯が短くなったり折れたら
自分で対処しなくてはいけません。
そんな時の対策は2択
携帯小型鉛筆削り
筆箱に入れていたのがこんなの。
面白鉛筆削りも有りますが
基本形はこれ以上進化も退化もないので
ほとんどデザインは変わりませんね。
kaubelより
このタイプは大人になっても
使っています。
私、シャープペンシルは好きじゃない。
家で鉛筆を削る時は
子供が使ったいた、おさがり(おあがり?)の
ディズニーの鉛筆削りを使用。
携帯用のは洋裁用の
チャコペンを削る時に使っています。
チビてくると鉛筆削りは使いにくい。
※短いのを削る穴も有りますが
50年近く使っている私物
ボンナイフ
今どきナイフと言えば
操出し式で刃が折れるタイプの
カッターナイフ。
実はこれ、日本の企業の発明品です。
実際に発明されたのは
1950年代らしいのですが
一般家庭や会社で使用されるようになったのは
だいぶ後の気がします。
ここでマメ知識。
知ってる人は知っていますが
え~知らんかったという人も結構います。
カッターナイフの刃を折る時、
色々な方法が有ります。
折った刃を入れるケースの蓋に
切り込みが入っていて
そこに刺して折ると
自動的にケースに溜まるというのも有りますが、
これをわざわざ買うのもね。
実はナイフの後ろ側のキャップ
(刃を取り換える時に外すアレ)
ここに切り込みが入っています。
これを外して刃にはめて
パキっと折ります。
道具もいらないし簡単です。
自己責任で注意してやってください。
前置きが長くなりましたが
ボンナイフというのはこれ。
aucfanより
ボン安全剃刀製作所本舗で
製造されていたからボンナイフ。
大阪の坪米製作所で
製造されていた「ミッキーナイフ」
というのも有りましたが
現在は製造終了や廃業により
販売されていません。
両刃のカミソリなので
切れ味が落ちたら反対側にして
差し込みます。
小学生が筆箱に刃物!
びっくりするかもしれませんが
そもそも私たちの親や先生の時代は
ナイフで鉛筆を削っていた世代なので
誰もそんな危険だなんて言う人は
いませんでした。
鉛筆を削ることで
手先の器用さを身につけたり
刃物を使う注意を学んだり
何でも体験することが学習なのです。
鉛筆はちょっといいのを買おう
鉛筆もピンキリ。
私が子供の頃は1本10円くらいだったかな?
今どきは品質も改良されたと思いますが
当時は安い鉛筆を買うと
削っても削っても芯がれてしまう。
※こういう状態を折れ芯という
結局は良い鉛筆を買った方が
コスパがイイ。
お勧めしたいのは
三菱鉛筆のuniとトンボ鉛筆のMONO。
もう一つドイツのステットラーも。
当時は小学生のステイタスだった。
それぞれのシリーズにレベルが有って
例えば一番価格の低いユニPは
両端から芯が見えますが
ユニ、ハイユニは片側からしか
削れないようになっています。
※削ろうと思えば削れる
ハイユニは金のわっかがついています。
これを1ダースのケース入りで買うと
消しゴムが1個ついています。
ちなみに一番低価格のユニPは
被せ式の蓋で
それより高いものは蝶番?つきの
ケースでした。
子供たちが入学する時には
ユニスターを買いました。
ユニPの代替品がユニスターのようですが
反対側の形状は
芯が見えないタイプになっています。
小学生には色がと可愛くないかも
しれませんけれど
実用的にはお勧めです。
息子は途中でバトル鉛筆にシフトしましたが。
mio (id:mio20100501)さんの小学校入学時に
お母様が鉛筆を削ってくれたという記事で
思い出しました、ボンナイフ。