
知らないのか気づかないのか
そこんところは解りませんが
クリーニングのタグ以外にも
つけっぱなしの人いませんか?
ベンツのバッテン
ベンツと言ってもメルセデスではない。
ジャケットやコートの後ろの裾の
スリットの事です。
後の中心にあるのが
センターベント。
コートはこれですね。
ジャケットの場合は
後両サイドに有るタイプも。
これがサイドベンツ。
センターは細身のスーツ。
ゆったり目のスーツはサイドと
言われています。
サイドベンツは
サーベルを腰に刺したときのために
生まれたともいわれています。
購入時には仕付け糸で
バッテンに縫ってあります。
これは型崩れを防ぐための物なので
必ず取りましょう。
今日、歩いていたら
真っ白なコートの女性が
走って通り過ぎていましたが
センターベントの仕付け糸が
着いたままでした。
走って行ってしまったので
声をかけるチャンスは有りませんでしたが
こういう時って
見ず知らずの他人の場合は
あえて言わない方が良いのかな?
知り合いでも関係性によっては
黙っていた方が良いのでしょうか?
相手が気づいたら
「あら、私も気づかなかった」
よっぽどみっともないこと以外は
その方が良いのでしょうか?
スーツのポケット
スーツのポケット口も
仕付け糸でちどりぐけのように
閉じられています。
これも同じように
型崩れを防ぐためです。
実際はポケットにハンカチや
定期入れなどを入れるので
私は外しますが
あえてきれいな形を保つために
外さないという人もいます。
後のスリットとは違い
ポケットの場合の糸は見えないので
それでも大丈夫。
ポケットチーフを入れるために
ポケットだけ糸を取る人もいるようです。
袖口の布タグ
スーツやコートの袖口付近に
布タグが付いているものが有ります。
ほぼ高級品の場合です。
この布タグはオシャレで付いているわけではなく
生地の紹介をするための物です。
どんな生地を使っているのか、
どこで作られたかなどの
情報を知ることができます。
商品が新品であるという
証明としての意味もあります。
基本的には外すのがルールです。
外すためのものは簡単に
縫い付けられています。
このタグをファッションの一部として
あえてつけたままで着るような
デザインも有ります。
その場合はミシンでがっつり
縫い付けられています。
高級テーラーの場合は
付けたまま着るスーツは
まずないと思いますが
若い人がターゲットのお店では
付けたまま仕様になっているかもしれません。
がっつり縫い付けられていたら
そのまま着るタイプです。
不安ならお店の人に聞いてみましょう。
その時、本来はこういう意味で
外すものですが
この服は…のような説明が有れば
そのスタッフは〇です。
キャップの丸シール
最近、キャップのつばに
丸いシールを付けたままの人を
よく見かけます。
はたしてあれは正解なのでしょうか?
元々は服のタグと同じように
剥がすのが正解でした。
かっこいいからそのままにする。
あえてつばの裏に貼りなおす。
いろいろ意見が有るようです。
言ってしまえば好みという事です。
貼りっぱなしだよって
注するのはやめましょう。
リボンがひらり
ピンクハウスやインゲボルグ発生で
ウエストの細いリボンを
結ばずにたらりと垂らすのが
流行っていたことが有ります。
コレクションのステージで
リボンがほどけてしまったのが
逆にかわいいということで
流行になりました。
私も、リボンひらりで歩いていたら
年配の女性に
ほどけてますよって
声をかけられたことが有ります。
「こう言う着方なんですよ」って言ったかな?
何て言ったのかは忘れちゃいました。
ユニクロのMMMMMMMM
ユニクロのTシャツやセーターの胸には
透明にサイズが書かれた
細長いシールが貼られています。
いちいちタグを見なくても
わかりやすい。
ただ、黒地の素材だと
文字の同色で目立たないから取り忘れそう。
忘れないか?