
シビル・ウォー アメリカ最後の日
Amazonprimevideo字幕版で
2025年1月視聴
1時間48分
Civil(市民の・民間の)War(戦争)
色々なメディアで取り上げられ
注目されていたので
ぜひ見たいと思っていた映画。
アメリカ人は大変です。
インディアンを制圧したり
猿に支配されたり(猿の惑星)
ゾンビに支配されたり(ウォーキングデッド)
そして今度は市民レベルで戦争に。
テキサスとカリフォルニアの
自称”西部勢力”が違法な分離独立政府を樹立し
米合衆国正規軍との戦いが始まります。
アメリカはこれが初めてじゃない
日本も戦国時代など
日本人同士で勢力地図を塗り替える
戦いが有りました。
アメリカではリンカーン率いる共和党が
奴隷制度廃止を掲げ(北軍)
奴隷制度賛成の南軍との戦いが勃発しました。
南軍(アメリカ連合軍)は
アメリカ連合国を設立し
合衆国からの離脱を宣言しました。
最終的には北軍が勝利しましたが
その後リンカーンが暗殺されたのは
有名な史実ですね。
南北戦争は奴隷解放をめぐっての
戦いでしたが
今度は何が原因で
市民間の戦争が始まるのでしょう?
7月4日が来るらしい・・・
7月4日というのはアメリカの独立記念日。
ジャーナリストたちは
7月4日が来るんじゃないかと噂を始める。
女流ベテランカメラマンの
リー・スミスは大統領のインタビューを
何とか取り付けたいと
NYを離れワシントンD.C.に向かう。
年配の記者サミーは
D.C.に行った記者は見つけられ次第
敵側の戦闘員として
射殺されると言います。
D.C.に向けて
サミーは高齢のため
自力では前線の
シャーロッツビルまでは行けない。
その彼を車に乗せる事を承諾した
記者のジョエルは
23歳の駆け出しのカメラマン、ジェシーの
同乗を承諾させる。
ピッツバーグを超えた途中の道路には
攻撃され?乗り捨てられた車の残骸が
道をふさいでいた。
大統領は禁を破り
3期目の任期を手に入れ
FBIを解散させた。
それがそもそもの内戦勃発の原因。
途中のガソリンスタンドでは
法外な金額を請求されるが
カナダドルで支払うということで
決着がつく。
アメリカ人がドルの価値を信用できない。
ガソリンスタンドの奥には
2人の男が吊り下げられていた。
略奪者だからという理由。
銃を構えるのは高校時代の同級生。
リーはプロに徹し
彼らの写真を撮るが
若いジェシーは凍り付いてしまった。
J.C.PENNEY(実在するデパート)の
駐車場には墜落したヘリが。
国連のベストを着た人たちの誘導で
避難所で宿泊する。
食事は提供されるが
テントは無い。
スタジアムらしきその場所で
子供たちは縄跳びで遊び
大人たちは話に花を咲かせる。
何故なんだろう?
この先を憂うる悲壮感はみじんもない。
他の車とまったくすれ違わない場所を抜けると
そこはタイムスリップしたような街だった。
犬を連れて散歩する人。
家の前には子供の遊具。
ブティックも営業している。
記者のジョエルは
国中が内戦に巻き込まれていることを
知っているか尋ねると
店員は言う。
知っているけど関わらないようにしていると。
それがマストな選択だと彼女や街の人たちは
思っている。
D.C.に行く道には何もない場所も。
こんな所で車が故障したら?
食料や水は?
農場のようにポツンと一軒家
そこでジェシーともう一人の男性が
捉えられる。
そこにいるのは赤いサングラスの男。
彼は聞く、どのアメリカ人か?
それぞれが出身地を答える。
ジャーナリストは守られて・・・はいなかった。
4人は言葉に尽くしがたい
体験をする。
シャーロッツビルの
西部勢力軍事基地に掲げられたアメリカ国旗は
赤と白のストライプ(独立時の州の数)13条はそのままに
青地に白の星は2つだけ。
政府軍は降伏し西部勢力はD.C.に進軍する。
そして市街戦が始まり
大統領を乗せた3台の車は
銃撃されますが
記者のジョエルはそのどれにも
大統領が乗っていないと推測し
リー、ジェシーとともに建物に向かう。
大統領の側近は
降伏と引き換えに安全圏へ行くことを
要望するが軍に出ているのは
射殺命令。
そして、ジェシーはもはや
あの時凍り付いた彼女では無かった。
赤いサングラスの男
色々なレビューで
赤いサングラスの男が
注目を浴びているので
主要な登場人物だと思っていました。
主要ではありませんが
重要な登場人物かもしれません。
大統領とその行動に
憤りを覚えた西部勢力の戦いでもあり
そのとばっちりで家を焼け出されたり
路頭に迷う人もいれば
頭を低くして
それが通り過ぎるのを傍観している人。
そして、この機に乗じて
どっちのアメリカ人かを裁く人。
この赤いサングラスの男の行動こそ
今アメリカで起きている、
シビル・ウォーなのかもしれません。
リーの言葉が刺さります
この映画は軍人でもなく
市民でもなく
大統領側の人間でもなく
ジャーナリスト、カメラマンの目線で
描かれています。
「戦地で写真を撮るたびに
祖国に警告しているつもりだった
こんなこと止めてと。
でもこうなった(アメリカで内戦が勃発した)」
見る人により感じ方が異なる映画だと思う。
どっちのアメリカ人?
この問いは一見大統領側か否かにも
聞こえるけれど
実はアメリカにおけるレイシズム(人種主義)を
2つ戦いに置き換えているような気がする。