白シャツが白じゃない
このシャツ、襟と前立て上部に
ワイヤーが入っていて
襟を立てて形が決まります。
裾のボタンをクロスさせると
カシュクールにもなります。
唯一の欠点は真っ白じゃない事。
半端なオフホワイトなので
あまり着ていません。
この先も着ないでしょう。
そう思っていましたが
コーヒーで簡単に染められるらしいので
ダメもとで試してみました。
必要な物
♦染めるアイテム
※綿・絹・麻などの天然素材
新しい物の場合は
洗濯して糊を落として使用
※新しいものをわざわざ染めることは
無いと思いますが。
♦牛乳
タンパク質が色の浸透を助けます
成分無調整の物
今回は500ml使用
♦コーヒー
鍋で煮だした物を
1,000ml用意しましたが
これ以上少ないと
浸けにくいと思います。
ドリップした粉のカスを貯めておいて使用
水分を含んでいるためカビるので
冷凍保存がお勧めです
インスタントコーヒーでも可
むしろその方が粉が出なくて
使いやすいです。
♦塩
色留めに使います。
大さじ3杯。
手順
牛乳に浸ける
水:牛乳=1:1に浸けます
今回は各500ml
洗面器などでもいいのですが
大きなお鍋が有れば便利です。
食品なので問題ありません。
まんべんなく浸透するように
時々混ぜながら
2時間くらい置き
固く絞って陰干しします。
洗い流さないので
脱水機や乾燥機は使用しないように。
ベランダに牛乳の
しずくが落ちるので拭いておきましょう。
お庭の方は蟻んこに注意です。
ミルクのしみたシャツは
赤ちゃんみたいな匂いがします。
コーヒー染
コーヒーはあらかじめ煮だして
ペットボトルに入れて冷蔵しておきました。
家族が飲まないように
張り紙をしておきましょうね。
ドリップのペーパー上部を畳んで
輪ゴムで止めました。
粉が出ちゃうと濾すのが大変です。
大き目の鍋にコーヒーとシャツを入れ
ちょっと煮ます。
染料を使う場合は
料理をする鍋はちょっとまずいですが
コーヒーなので大丈夫。
色むらにならないように
トングで泳がせて
全体にいきわたらせます。
冷めてきたら手で混ぜても大丈夫。
染料のようにゴム手袋をはめなくても
コーヒーなので手が染まりません。
しばらく浸け置き、
一旦シャツを出して
塩大さじ3杯を煮溶かして
シャツを戻します。
塩を加えるのは色留めの為です。
このまま放置してもいいのですが
キッチンに置いておくのは邪魔なので
ビニール袋をかぶせたバケツに移し
半日浸け込みます。
ビニール袋の口を縛っておけば
蓋の代わりになります。
時々かきまぜて
全体にしみわたるようにします。
見た目よりは薄い色になります。
今度はは水で洗い流します。
数回で色が出なくなります。
よく洗ったら脱水でをかけてから
陰干しします。
動画はこちらから
出来上がりはどうでしょう
私としては段ボールくらいの
モカ茶色を期待していましたが
ベージュというか生成り色という感じ。
この色のシャツをあえて買おうとは思いませんが
まああってもいいかな・・・
コーヒーだけじゃなく
紅茶やウーロン茶、緑茶なんかでも
できるそうです。
最大のメリットは
牛乳やコーヒーや食品を使うのは
勿体ないと思うかもしれませんが
染料ではないので
流しに捨てても大丈夫。
※染料の捨て方はわかりません
専用の鍋などが無くても
食品だから普通の鍋が使えます。
勿論コーヒーでもシミになりますが
手や洗面台などに色がつくことはありません。