画像は公式サイトより引用
LAMB(ラム)
AmazonPrime吹き替え版で視聴
2023年1月
アイスランド、スエーデン、ポーランドの
合作映画。
1時間46分
それにしても、ラムのスペル、
最後になぜBが付くのだろう?
いつもはネタバレしないのですが
今回はラストに書いてあります。
カードをめくらないと見えませんのでご安心を。
プロローグ
辺り一面雪に覆われた銀世界。
野生の馬の群れが
踵を返して走り去る。
羊小屋の羊たちは
鼻をひくひく動かし
音がすると扉の方へ一斉に目を向ける。
怯えて小屋の中を移動しようとして
狭い通路で仲間を押しのけて無理やり通る。
ラジオからはアイスランド国営放送の
メリークリスマスのメッセージが流れる。
エキストラの羊たちは
それぞれの演技を続ける。
第一章
最初の10分間くらい、会話が無く
淡々と進む。
危ない!寝そうになっちゃった。
夫婦二人で牧場を営み
羊を飼っている。
場所は結構な高地のようで
周りには家も何もない。
静かに時は流れる。
夫婦は毎日の日課を
黙々とこなし
羊の出産に手を貸し、
耳にタグをパンチする。
いつものように羊が生まれるけれど
なぜか二人はその子を毛布にくるみ
夫婦の居室で子羊を育てる。
きっと母親が死んで
代わりに育てているのでしょう。
※その時はそう思った。
ちらっと見えました。
まさかね。
そのまさかが・・・。
第二章
この章で、私が見えたそれを
皆さんも目にすることになります。
ある日、夫の兄弟が
(たぶん都会でトラブって)
牧場に帰ってきます。
アダを見て聞きます。
いったいあれは何なんだ?
夫は言います。
幸せさ!
第三章
山の上に有る墓地…なんでしょうね。
何本かの十字架が立っている場所。
ここには両親や先祖が眠っているのでしょうか?
ひとつの十字架につけられた墓標には
愛する娘アダと記されています。
妻は言います。
アダは贈り物。
新しい始まり。
他のレビューを読むと
娘を亡くして・・・・と書いてありましたが
私の中ではもしかしてこのアダも?
そんな想像が浮かびます。
裸の大様を見て誰も何も言わない。
子どもだけがそれを口にする。
まさに現代の寓話なのでしょうか?
エンディングはヘンデルのサラバンド。
たぶんソナチネアルバム2に載っている曲。
悲しげなこの曲が
全てを語っているような気がします。
見方によってはファンタジーでもあり
別の角度からするとスリラーかもしれません。
見ているうちにアダちゃんが
いとおしくなってきます。
たぶん、それぞれの愛の形を
描いているのではないでしょうか。
ネタバレと考察
カードをクリックするとみられます。
【CSS】カードをめくる その2 - Little Strange Software