♛Queens lab.

生きることって楽しいを見つけることじゃない?

介護のお話し 99歳の母が死にたくないと言って泣く

これまでのあらすじ

2024年2月、99歳になった母は

2か月の入院を経て

今、介護付き老人ホームにいます。

自力で立ち上がったり

自力でベッドから車椅子に

移ったりはできません。

認知度0ではありませんが

朝,薬を飲んだかは覚えていないし

曜日を教えてもすぐ忘れます。

でも昔のことは鮮明に覚えています。

死に直面したことが無い

幸いなことに、私は大病をしたことが無い。

子供の時に罹るはしかや、その程度。

だから病気や怪我で入院したことはない。

当然事故にもあったことが無い。

 

自分が死んでしまうかもと言う状況に

直面したことが無い。

 

いづれは何かの形で

死ぬことはわかっている。

全ての人はピンピンコロリで

死にたいと思っている。

自分も楽だし家族にも迷惑をかけない。

ただ世の中そう上手くは行かない。

 

余命を宣告されていても

病気ではなく事故に遭遇して

亡くなる場合だってある。

人生はどうなるか予想もつかない。

X(かける)1/10

とにかく母は痛みに対して大げさ。

ちょっと痛いと大声で「イタイ!イタイ!」

圧迫骨折の時も

それは痛いのでしょうが

とにかく大騒ぎです。

 

本人には大騒ぎすることが

痛みを軽減させる術なのかもしれませんが

周りは困っちゃいます。

 

医療ドラマで医師が

痛みを10段階で言うと?ってシーンが

有りますが、まさに10の騒ぎ方です。

 

「あれ、絶対10じゃないよね」

「3くらいじゃない?」

妹と私の共通する見解です。

 

死にたくないパート1

人間は体調がすぐれないと

メンタルも弱くなりがち。

 

だいぶ前、母が普通に

過ごしていたころの話。

 

夏バテで1週間くらい体調不良が続き

床に臥せっていた時

「私このまま死んじゃうのかしら?

死にたくない」そう言って泣いたそうです。

※母と妹は一緒に住んでいて後日聞きました。

 

ある程度の年齢になると

ちょっとした風邪などでも

もしかしてって思うものなんでしょうか?

 

死にたくないパート2

つい先日の話、

急に泣き出して・・・

「このままここで死ぬのかしら?

死にたくない!」

先日の検診でも心臓は若者並み

血液はサラサラ

褥瘡(←詳細はこのリンクから)の

治療はしていますが

持病もなく血圧も正常。

今すぐどうこうなる要因は一つもない。

 

家に帰りたいという思いから

そんな言葉が出たのかもしれません。

みんな口に出さないだけなのか

何かの問題を抱えている人が

死んでしまいたいと

思うことはあるかもしれませんが

たいていの人はそうは思わないでしょう。

 

若い人やお子さんが小さい方なら

尚更。

 

常日頃から思っているのは

人は必ず死ぬという事。

これだけはどんな富豪でも

どんな偉人でも人格者でも

抗えない。

 

高齢と亡くなることは

イコールではありませんが

確率が高いことは

みんな理解しています。

 

心の中では死にたくないって

思っているのか

もう十分人生を楽しんだから

いつお迎えが来てもって

思っているのでしょうか。

 

いっそ200まで生きてみる?

「じゃあ、何歳まで生きていたい?」

私、毒娘でしょうか?

とりあえず100は目指したいようです。

今どき100歳はさほど珍しくもない。

 

「だったら200歳まで生きてみる?」

「200歳になったらYouTube撮って稼がせて!」

私、毒娘でしょうか?

「でもさー、その頃私は170歳。

いくら何でも生きてないわ~」

 

母も思わず笑いだしました。