トラムのシルケジ駅方向から
オリエント急行
1883年運行が始まった、
パリ⇔コンスタンティノープル(イスタンブール)の
列車。
オリエント急行も1種類ではなく
色々な区間を走っていたそうです。
鉄柵の向こう側に展示されていますが
手を入れて撮りました
豪華で贅沢なその列車を利用できたのは
王侯貴族や裕福な商人だけ。
彼らにとっては
ヨーロッパと異文化圏を結ぶ
興味深い旅だったと思います。
第二次世界大戦後、
旅客機の普及などで
国際寝台車会社が寝台車事業から撤退し、
各国の鉄道事業者が引き継いで
オリエント急行の名前が付いた観光列車が
各地を運行してしていますが
それがイスタンブールを訪れることは
今は有りません。
シルケジ駅
側面はこんな感じ
140年以上前からの佇まい
イスタンブールの旅では
多くの人が世界遺産地区である
スルタンアフメトに行くと思う。
そうなると
新市街宿泊でもアジアサイド宿泊でも
必ずシルケジ駅を通ると思う。
アジアサイドからはマルマライ線で
海底トンネルを通って
シルケジに向かう。
フェリーでエミノニュへ行き、
そこからT1(トラムヴァイ1号線)に
乗り換えるなら
シルケジまでの1駅は歩いてもいいと思う。
新市街からはT1(トラムヴァイ1号線)で
スルタンアフメト駅に直通で行けます。
ここからシルケジ駅までは2駅なので
帰り道にお土産屋を覗きながら
プラプラ歩くのも楽しい。
トラムの線路沿いなので
絶体に迷わない。
kabatasカバタシュ
(省略)
eminonuエミノニュ
sirkeciシルケジ
gulhaneギュルハネ
sultanahmetスルタンアフメト
トルコ語ではCやSの下に
ヒゲ(セディーユ)が付いたりしますが
読み方はローマ字読みに近い。
地名がなんか可愛い。


今は使われずサビてしまった線路 線路の先にある碑
東洋にロマンを抱いてやってきた
ヨーロッパの人たちは
このカフェで最後のイスタンブールを
過ごしたのでしょうか?


使われていないホームにあるカフェ レストラン
ビエンナーレ
ビエンナーレというのは
2年に一度開かれる美術展なんですが
使われていない部屋の壁に
砲弾をぶち込んだような穴があけられ
部屋の中は粉々に。
銃声や逃げ惑う人の声が
テープで流れています。
この説明の写真を削除してしまったのですが
内乱とか戦争の悲惨さを
訴えるような内容だったと思います。
瓦礫の中でにゃんこが平和に寝ています
鉄道博物館
駅の中に鉄道博物館も有ります。
火~土開館、祝祭日は休館です。
鉄道路線延長中のポスター
こういうの何て言うんでしょう。
列車に付いているアレです。
TCDD=トルコ国鉄
イスタンブールまでは何日かかったのでしょう?
食堂車で使われていた?
博物館と言っても狭い一部屋に
オリエント急行だけではなく
鉄道関連の諸々が展示されています。
鉄道の旅のロマンが
ぎっしり詰まっています。
マニアじゃなくても楽しいです。
簡単に行ける場所なので
イスタンブールを訪れたら
是非立ち寄って
東洋に憧れた人たちの終着駅で
ちょっと一息。