
黒人大統領が誕生したのに
アメリカにおける白人率は
今や50%を切っているそうです。
そして黒人大統領が
誕生したにもかかわらず
テレビドラマで見る世界では
未だに人種差別が横行しています。
シカゴPDのあるストーリー
警官を撃った犯人を
白人の女性警官が撃ち
その少年は脊髄損傷で
車いす生活になりました。
少年は成績優秀で品行方正。
(表向きは)
そして銃は携帯していなかった。
黒人のデモが警察署に押し掛けます。
白人警官が撃ち黒人の少年が被弾。
これ、一番まずいケースです。
結論はやはり彼が犯人でした。
銃は逃げる途中で海に投げ捨て
海中から回収したことで
彼が犯人であることが判明しました。
無実の人が黒人というだけで
犯人にされる場合も有りますが
黒人である犯人の証拠を示せないと
それが大きな騒動になりるのは
人種問題が絡んでいるから。
刑事のケビンは潜入捜査中。
車に同乗しているのは組織の人間で
ケビンが刑事だということは知らない。
夜道でパトカーに職質される。
2人とも黒人だから
警官のターゲットになる。
何もしていないのに怪しまれ
結局同乗者の組織の人間は
抵抗したとみなされ撃ち殺され
ケビンは逮捕される。
スワットのあるストーリー
ロサンジェルス市警の
スワットに所属する巡査部長のホンドー。
白人の隊長が黒人少年を
誤認で撃ってしまい
ホンドーが隊長に昇進する。
周囲は誰もがディーコンが次期隊長だと
考えていたが、
黒人感情を抑えるために
白人のディーコンを飛び越して
黒人である彼を起用するのは
上の政治的判断。
ホンドーにとっても
先輩を飛び越しての昇進は気まずい。
こんな政治に人種が利用されることもある。
同じスワットのチームのヴィクターは
中国系アメリカ人。
コロナ禍では、中国人が差別され
ヴィクターの母はスーパーから締め出され
売ってもらえなかったり
理不尽な目に遭う。
ホンドーは彼女とドライブ中に
パトカーに停められ職質を受ける。
路上の職質では
黒人=何かやってる
最初からそんな風な扱い。
ザ・イコライザーのあるストーリー
ロビンの協力者であるメロディーは
子供の頃買い物中に
中国系というだけで
母親が見ず知らずの白人に
唾を吐きかけられた。
黒人刑事のダンテは
プライベートで給油中に
地区保安官から声をかけられる。
彼らは黒人の逃走犯を探しての
パトロール中。
アメリカで警官に声をかけられた時は
身分証明などを出そうとして
あわててポケットやカバンに
手を突っ込んではいけない。
銃を持っていると認識され
撃たれる。
※TVドラマの知識です。
これはTVドラマだからかもなのですが
ホンドーもダンテも
警官に声をかけられた時点で
警官だということを言えばいいのですが
白人警官の態度に
憤りを感じていることも有って
あえて良い策を取らなかったことにも
問題は有ります。
この件でダンテは
テーザー銃で撃たれ
警棒でボコられ、
その後警官だとわかった時点で
その警察官たちに隠ぺいの為
殺されそうになります。
いくつかのドラマの中で言われていたのは
自分と違う人種の顔は
見分けがつきにくいそうです。
ロビンの娘のディライラは
インターンシップで
憧れのブティックの面接を受けます。
このインターンシップは
大学の推薦にも大きく影響します。
面接で採用にはなりましたが
職種は店舗での販売やコーディネートではなく
倉庫での在庫管理。
担当の女性が
こっそり教えてくれました。
ディライラのヘアスタイルが
ブレイズヘアーだったから(トップ画像)
※ドレッドヘアーはブレイズも含めた総称で
ブレイズは編みこみヘアーです
民族色が出て店にそぐわないから。
店で働いていた大学生の女性は
黒人なのですが
ストレートヘアーにしています。
ここで働くことで大学の学費を払い
学業のために時間の融通もきくから
不本意であるけれど甘んじている。
アメリカではヘアスタイルや人種を理由に
雇用しないのは法に反します。
ディライラは大学入試に
有利で有ることと
民族の誇りとの選択に心を痛めますが
自分の心に正直であることを選びます。
日本人には無い感覚・・・と思いきや
私たちの親の時代・・・と言っても
読んでいる方の年代が違うので
戦前にある程度の年齢だった世代と言えば
わかりやすいのかもしれない。
その年代の人は韓国や中国を
下に見ている傾向がある。
勿論そんな人だけではないですが。
若い世代では料理・コスメ・芸能など
特に韓国に対するイメージは
だいぶ違うと思う。
実際に身近に海外の方がいないので
ネットで検索した情報ではありますが
日本在住の日本人以外の人種の人は
職質されたり
ちょっとした差別を受けることもあるようです。
親のどちらかが外国人の場合は
国籍が日本であるにもかかわらず
パスポートの提示を
求められることもあるそうです。
そしてその多くは白人系ではない場合。
白人至上主義ではないにしても
白人崇拝的な部分は有るのかもしれない。