エユップの行き方
エユップで特筆するものは
エユップスルタンモスクと
ピエールロティーのチャイハネ。
場所はヨーロッパサイドの旧市街。
エミノニュから海沿いに
北上した位置にあります。
トラムで7駅なのですぐです。
新市街からでもアジアサイドからでも
まずエミノニュまで行きます。
そこからトラム5号線T5に乗り換えます。
この線がエミノニュまで行くようになったのは
2023年8月のことなので
古い情報に注意してください。
最初、私もバスじゃないと
行けないと思っていました。
T1とT5は直結していません。
エミノニュで利用した出口は
地下に降りる出口で
そこは商店が並ぶ通路みたいなところ。
お店の人に乗り場を聞きました。
商店街は地下なので海は見えませんが
ざっくり言うと
海に向かって左の方へ行きます。
途中トンネルみたいな通路があって
(ひと通りが多く危険ではない)
海を右に見て進んでいくと
左の方に上りの階段があります。
そこを登るとすぐ右に駅が有ります。
ガラタ橋に向かって左の
出口から出ました。
グーグルの地図で経路を見ると
道路沿い(グレー)になっていますが
海沿いからでも行けます。
トルコではトラムのことを
トラムヴァイといいます。
トラムって言ってきょとんとされた時は
トラムヴァイと言ったら通じます。
エユップという駅は二つあって
手前の方のエユップスルタンテレフェリックで
下車します。
イスタンブール駅の謎、
看板にはそこの駅名しか書いてない。
左右に書いてあるCIKISは出口の事。
出口は改札が有るから書いてなくてもわかる。
それより次の駅が書いてあれば
心の準備ができるのに。
海沿いの駅の向こうにはモスクが見えます
私は間違えて次の駅まで行ってしまい
駅の目の前に見えるはずの
ケーブルカーが見えなかったので
駅員さんに聞いたら
どこに行きたいの?
ケーブルカーって言ったら通じない。
トルコ語ではテレフェリックと言います。
エユップスルタンモスクというと
戻るんだよって言われました。
戻る時は改札を出ないで
線路の上を通って反対のホームに行きます。
ホーム自体が低いので
子供でも登れます。
トラムの料金は距離ではなく
線を乗り換えた時に加算されるので
戻っても料金は一律です。
トラムの駅は駅舎がないから
どっちに行くか見渡せて便利です。
エユップテレフェリック
通りを渡って左に
テレフェリックの乗り場があります。
ケーブルが見えていますし
場合によってはゴンドラが見えるのでわかりやすい。
私でもわかるので誰でも行けます。
ケーブル乗り場の前をまっすぐ進むと
お土産屋さんがあって、モスクが見えてきます。
このケーブルカーは
イスタンブールカードで乗れますが
いくらだったんだろう。
逆にイスタンブールカードが無いと
乗れないかも?
イスタンブールカードは
1枚で複数人乗れるので
ひとりがタッチして入ったら
後の人に渡してタッチして・・・
こんな風に使えます。
タッチすると金額が表示されますが
ちゃんと見えた試しがない。
画面が緑になればOK
赤は料金不足なのでチャージが必要。
※残金などはネットで確認できますが
トルコの電話番号が無いと駄目です。
駅や船着き場には
必ずチャージの機械が有ります。
面倒ですがこまめにチャージした方が
いいかもしれません。
返金は難解とのことなので
残したらもったいない。
イスタンブールカード 買い方・使い方・注意点(2025) - ♛Queens lab.
丘の上までは歩いても15分くらいなのかな?
歩いて登れますが、坂、きついです。
ハイシーズンにはケーブルカーを待つ
行列ができるそうですが
ケーブルカー体験をお勧めします。
ケーブルカーのドアは自動で締まりますが
発車しながら閉まるので
危険というほどではありませんが
日本では絶対NGだなって思いました。
ピエールロティーのチャイハネ
チャイハネとはトルコ語で
カフェの事です。
いいですね、この呼び方。
ピエールロティーはフランスの作家で
(1850-1923)
海軍士官でもあり
訪れたイスタンブールがたいそう気に入り
このカフェにも何度も通ったそうです。
ラビア・カドゥン・カフヴェハネスィという
カフェでしたが
今やピエールロティーのチャイハネと
呼ばれています。
余談ですが彼は来日したことも有り
日本人妻がいたそうです。
金角湾を見渡す
オープンエアーのカフェは
結構混み合っていました。
特に海に近い方の席は満席で、
私が座れたのは
海から一番遠くパラソルも無い
最高の?陽当りの席でした。
ここでお茶をするなら
晴天の早めの時間帯がお勧め。
営業時間は8:00?8:30?
日曜定休説、年中無休説などが有り
正解はわかりません。
記事ではトルコ式朝食が
食べられ、オーダーは2人分からというのを
見たことが有りますが
メニューには有りませんでした。
興味が有ったら聞いてみてもいいかも。
トルコ式朝食の記事を貼っておきます。
ほぼ定番がこんな感じですが
内容や量、価格はカジュアルな物から
高級志向までお店により異なります。
カフェと言っても入り口というより
通路みたいな感じで
勝手に入って勝手に座ります。
テーブルの上にはあらかじめメニューが
置いてあります。
ただウエイターたちは
忙しそうにあちこち動き回っているので
メニューを見てパッと決め
通りがかったウェイターを
捕まえてパパっと注文しました。
ウエイターは常にアンテナを張って
アイコンタクトで・・・という感じではなく
近くに来たのがチャンス。
文字が見えるようにサイズ調整なしで
載せます。
一番上のteaがチャイです。
40TL=¥156(1TL=¥3.9) 2025/5
ミネラルウォーターとウォーターが有る。
って、水道水?謎です。
冷たい飲み物のカテゴリーに
リプトンアイスティーがありますが
チャイはホットでのみます。
同じカテゴリーの下から5番目に
アイランも有ります。
アイランというのはトルコ独特の飲み物で
ヨーグルトをゆるくして
塩味を付けたようなものです。
こってり系の料理には合うと思います。
※スーパーでも買えます。
もう一つ注文したのが
右の一番上ポテトパンケーキ。
実はポテトしか見ていなくて
パンケーキだとは思わなかった。
だって私たちが知っているあれじゃない。
メニューをじっくり見たらパンケーキって
書いてありますが
トルコ料理のギョズレメじゃないかな?
海外からの人が多いので
わかりやすいように書いてあるのかも。
たぶんこれ。
ここは線路沿いにある(ギュルハネ辺り?)の
専門店?で
おばちゃんが生地を伸ばして焼くという
パフォーマンスをしています。
さすがにこの距離で撮るのは失礼なので
硝子越しにスマホを指さして
OK?的な身振りをしたら
正面のおばちゃんが
この人を撮りなって横の人を
指さしました。
ごめん!あなたも写っちゃった。
130TL=¥507(1TL=¥3.9) 2025/5
皆さんも私と一緒に
きょとんしてください。
こんな物が運ばれてきます。
テーブルクロスと同じ柄の紙袋。
これをいくつか重ねて
調理場らしきところから持ってきて
ウエイターに「これどこのテーブル?」
たぶんそう聞いているのだと思います。
そして私のところにやってくる。
中身はこんな感じ。
どんなものかわからずに頼んでよかったよ。
パンケーキだと知ってたら
間違ってるんじゃない?って
悩んじゃう所でした。
食感はサクサク。
パンケーキのような
しっとりではない。
茹でたジャガイモを挟むらしいのですが
味はすれど姿は見えず。
潰して薄く延ばすのか?
味は濃すぎず美味しかった。
チーズ入りとかほうれん草入りも
美味しそうです。
もしこのカフェに行くなら
(って言うかエユップに行ったら
必ず行きましょう)
メニューを見て決めておいて
ウエイターが近くを通ったら
チャンスを逃がさずに
注文してください。
私は現金で支払いました。
カードが使えるかはわかりません。
支払う時も丁度のキャッシュが有ったので
通りすがりのウェイターに
パパっと払いました。
エユップスルタンモスク
モスクというとアヤソフィアや
ブルーモスクが有名ですが
あちこちにあります。
ここ、エユップスルタンモスクは
今や巡礼の聖地となっていますが
コンスタンティノープル陥落以前は
城壁の外にある墓地として利用されていました。
ケーブルカーで登っていくと墓地が見えます。
重複しますが
ケーブルカーの乗り場の前をまっすぐ進むと
お土産屋さんの通りが続きます。
モスクはその左側にあります。
入り口は何か所かありました。
内部の高い位置にバルコニーのような台が有って
そこでずっと聖職者らしき人が
イスラムの教えを伝えているのでしょうか
延々と語っています。
マイクを通しているので
街中に響き渡っています。
モスクに入る時は靴を脱ぎます。
ヒール云々ではなく
スニーカーでもビーサンでも
とにかく靴は脱ぎます。
入ると靴箱の棚が有りますが
スーパーのレジ袋などを
持参することをお勧めします。
出口が一カ所ではない場合もあるし
間違われる事も無い。
そして女性はヒジャブ必須です。
これ、無料レンタルだと思います。
モスクによって、レンタルだったり
有料だったり無かったり。
男女にかかわらず
半袖、足出しもNGです。
夏場など短パンの場合は
注意してください。
見る限りでは長そで長丈のローブは
用意されていないようです。
このモスク、入場は無料です。
イズニックタイルとイスラム教
モスクの敷地内にある建物。
壁面はイズニックタイルで覆われています。
イズニックはアジアサイドにありますが
行くのはハードルが高そう。
モザイクの技法は
イスラム教徒によりヨーロッパへと
伝播したそうです。
イスラム教は偶像崇拝を
否定しているので
モスクには幾何学模様が
描かれ、モザイクタイルが発展したと
言われています。
バザールなどに行くと
このモザイクをモチーフとした
食器や鍋敷きなどが売られています。
トルコで焼き物を買う時の大注意点
絵付けには有鉛の釉薬が
使われています。
赤や青などの発色がいいからです。
ただし、これは壁面装飾や
飾り皿等にはいいのですが
食品を入れてはいけません。
飾り皿を食品には使いませんが
ちっちゃな小鉢などは
要注意です。
ナッツのようなドライなものを入れたり
個包装されたキャンディーなどを
入れる場合は大丈夫ですが
サラダや薬味などを入れると
鉛中毒になる恐れがあります。
鉛を含まない製品の見分け方は
裏面に
Lead-free
food safe
の表記があるかどうかです。
お土産であげる場合は
よく確認してから買いましょう。
まとめ
♦エユップまではエミノニュから
T5で行けます
♦エユップが付いた駅は2つあり、手前の方
♦ケーブルカーはイスタンブールカード可
現金やクレジットカードは不明
♦ピエールロティーのチャイハネは
行く価値あり
トイレも有ります
イスタンブールのちょっとびっくりトイレ事情 各地の公衆トイレ情報 - ♛Queens lab.
♦モスクはあちこちにあるので
ヒジャブ、長そでは必ず持ち歩く